第二次世界大戦から、朝鮮戦争やベトナム戦争、ソ連との冷戦、キング牧師などの公民権運動、そして建国200年祭まで・・。
私が一番気になっているのは、
第二次世界大戦の記述です。この歴史教科書は、アメリカ人に向けた道徳書のような気がします。
第二次世界大戦について、ドイツがフランスを占領し、イギリスが空爆されたとしても参戦しなかった「孤立主義アメリカ」が、日本の真珠湾攻撃に対しては憤慨し国を挙げて参戦しました。そこは、悪者の日本に対し正義のアメリカが立ちあがるような、ハリウッド的な構成。戦争を終結させるために、原爆を落とした行為が「やむおえない行為」として書かれて居ます。
「原爆を落とした行為は絶対に許せません」と言う気持ちなのは日本人だけなのでしょうか
現在のアメリカ人達の原爆への意識は、そんな程度なのでしょうか
しかし、戦時中アメリカにいる日系人を差別して強制収容した事については、間違っていたと記述をしており反省の記述をしています。また、この「反省している事自体をすばらしい国アメリカ!」としています
アメリカは自国を「自由、平等、人権」でまとめており、何万人死のうと自由・平等を求めての結果ならやむをえない、10人であっても自由・平等に反する行為があれば許さない。それがアメリカの道徳的な考え方なのだと、思いました。
この本は、単にアメリカの歴史を学んだり英語を学んだりするだけではなく、アメリカ人の自国に対する考え方、そして、私達、日本との違いを考えさせられる良い本でした。