• たかが頭痛、されど頭痛

    • 今年のLAに、冬らしき冬はありませんでした。
      今期、ダウンもウールのジャケットも着ず、ブーツを履いたのも、ほんの数回だけです。
      更に、3月には数度の記録的な熱波がやってきて、日中気温は30度以上!
      日本からは「まだ寒い」という声が聞こえる中、半袖でサンダル、冷やし中華やアイスクリームを食べるこの醍醐味は、LAの特権でしょう。


      日本では桜が咲く頃、LAはこの予報...





      そのお天気天国のLAにも、弱点はあります。
      北米に多い偏頭痛(片頭痛)と言われるマイグレイン(Migraine)は、光が射すと眼の奥が突かれるように痛む、頭がぼんやりして目の前に星がチカチカする、立っていられず吐き気をもよおす、症状が酷くなると、眼球を動かすだけで頭が文字通り割れる程の激しい頭痛を伴います。

      同じ頭痛でも、マイグレインとヘッドエイク(headache)は痛みの種類が分かれており、エキセドリンにもHeadache用と、マイグレイン用があります。 
      マイグレインは、頭の血管が収縮して神経に当たるために引き起こされる痛みで、マイグレインに効くトリプタン系の薬が多く出ているそうです(マイグレイン持ちのベロニカ先生談)。

      マイグレインが起きる理由には、ストレスが主と言われていますが、カフェインやMSG(化学調味料)が引き金になることもあるようです。 
      LAでは「サンタ・アナ・ウインド」と呼ばれる、乾燥した強度の局地風が原因になることもあります。 日本でも、たまに「六甲おろし(応援歌ではありません)」や、「伊吹おろし」の季節風で体調を壊される方もいらっしゃいますね。 気圧とも、何か関係があるのかもしれません?

      因みに、アメリカでは、マイグレイン対策のみならず、様々な処方薬をたくさん広告で見かけます。
      製薬会社が高額な媒体料を使って、患者が「テレビや雑誌の広告で見たxxを試したい」と医師に処方を求めるように仕向けるため、アメリカでは試供~服用を促す「Direct-To-Consumer(DTC)」というマーケティング方法がよく取られています。

      何しろ、光の入らない真っ暗な部屋で身動きすることなく、痛みが過ぎ去るのをただただじっと待つしかない、辛いマイグレイン。 
      オピオイド鎮痛薬は中毒性があることから、アメリカの食品医療品局(FAD)は許可をしていませんが、症状が良くならないと、医師はモルヒネを患者に与えることも出来るのだそうです!!
      http://www.nytimes.com/health/guides/disease/migraine/medications-for-treating-migraine-attacks.html


      AMIでは、Neurologyでマイグレインの勉強をします。